事務職に応募したい人「事務職に応募したいけど、志望動機の書き方が分からない。どんな志望動機が採用されやすいんだろう...。」
こういった疑問に答えます。
本記事では、未経験で事務職に応募する方向けに、採用されやすい志望動機を例文付きで解説しております。
また、事務職に必須な資格、有利な資格、役に立つ資格の紹介、事務職に応募する際の注意点を徹底的に解説しております。
ぜひ参考にどうぞ。
【例文】事務職・未経験者の志望動機
✓【例文1】事務職への興味関心を示す
前職は〇〇職でしたが、事務の方のサポートによって仕事が円滑に回り、私も結果を残すことが出来ました。そして、会社をサポートする事務職に魅力とやりがいを感じ、私も事務として活躍したいと考え志望しました。
✓【例文2】自身の能力をアピールする
前職では〇〇として、日々の売上管理や売上報告書の作成、アルバイトの管理などを行っており、次第に会社を支える事務職に向いていると感じました。また、前職では〇〇もしていたので、コミュニケーション能力や対応力、正確な仕事には自信があります。事務職としての仕事は初めてですが、培ってきた能力を活かし、貴社の戦力となれるように精進いたします。
✓【例文3】現在進行形の努力をアピールする
前職で〇〇としてパソコンを使って仕事をする中で、将来のことを見据えて事務職で働きたいと考えました。そこで、休日には〇〇資格取得の為にスクール(または独学やオンラインスクール)に通い、現在勉強をしております。事務職は未経験ですが、入社後も日々たゆまぬ努力を続け、1日でも早く貴社に貢献できるように努めて参ります。
※あくまで参考なので、ヒントとして捉え、より具体的に書くことをおススメします。
また、志望先の会社ならではの特色を書くことで、印象がグッと良くなります。
事務職に必須または有利な資格
事務職は未経験でも可能な求人も多いので、必ずしも必須ではありません。しかし、事務職といっても種類によって仕事内容が異なります。
下記が、主な事務職の種類です。
- 一般事務・OA事務
- 営業事務
- 経理事務
- 人事事務・労務事務
- 総務事務
- 受付事務
- 法務事務
- 医療事務・歯科事務
- 調剤薬局事務
- 介護事務
- 貿易事務
- 特許事務
- 学校事務
- 秘書
こんな感じです。
次に、事務職の種類ごとに役に立つ資格やスキルを解説します。
重複するものは省略していることがある為、あくまで目安として考えてください。
一般事務・OA事務+全事務共通
✓必要最低限のPCスキル |
最低限、文字の入力が出来ること。可能であれば、ブラインドタッチが出来ると好ましいです。また、WordやExcelの簡単な操作も身に付けておきましょう。 |
✓ビジネスマナー |
窓口対応や、電話対応など、ビジネスマナーはどの事務職でも必須です。 |
✓文書作成能力 |
様々なシーンで文書作成が必要となります。 |
✓MOS (マイクロオフィス スペシャリスト) |
WordやExcel等のマイクロオフィスのスキル証明に役立つ資格です。※IT関連企業への就職の場合、「日商PC検定」のほうが有利と言われています。 |
✓ビジネス文書検定 |
文章作成のスキル証明に役立つ資格です。 |
✓秘書検定 |
社会人としての一般常識やマナーのスキル証明に役立つ資格です。 |
営業事務
基本的には一般事務と同じスキルが必要ですが、社外とのやり取りがより多くなるので、コミュニケーション能力や臨機応変な対応が求められます。
経理事務
✓日商簿記検定 |
経理事務においては、簿記の知識が必須となります。2級以上が求められるケースもあるので、確認が必要です、 |
✓PASS |
経理事務における実践スキルを証明するのに役立つ資格です。 |
✓国際会計検定 |
国際的な会計知識や、国際会計理論の知識を証明するのに役立つ知識です。 |
✓ビジネス会計検定 |
ビジネス・会計に関する専門資格で、2級以上は就職の際に有利になることがあります。 |
✓電子会計実務検定 |
会計ソフトなどの、ビジネス用パソコンソフトの導入・運用の知識を証明するのに役立つ資格です。デジタル化が進んでいるので、今後は必須になる可能性もあります。 |
✓給与計算実務能力検定 |
給与計算に必要な専門的な知識や技術、実務能力を証明するのに役立つ資格です。 |
人事・労務事務
✓キャリアコンサルタント |
キャリアコンサルトは、2016年4月より国家資格となっております。労働者の職業の選択、職業生活設計または職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行う為の資格です。 |
✓人事総務検定 |
人事や総務の仕事に必要な知識を証明するのに役立つ資格です。 |
✓外国人雇用管理主任者 |
外国人を雇用する企業に勤める場合は有利になる資格です。 |
✓社会保険労務士 |
社会保険労務士法に基づく国家資格です。企業における採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題や年金の相談対応などを行う為の資格です。 |
総務事務
必須な資格は無いことが多いですが、下記の資格があると役に立ちます。
✓第一種衛生管理者 |
第一種衛生管理者は業種ごとの働き方や専門知識を身に付けたことを証明するのに役立つ知識です。常時50人以上の労働者が働いている場合は、必ず衛星管理者を選任する必要がある為、持っていると重宝されます。 |
受付事務
✓TOEIC(R) L&R Test |
商業施設やホテルの受付事務などでは、外国人の来客対応をする場合もあるので、必須または有利な資格になります。 |
法務事務
✓ビジネス実務法務検定 |
実務レベルの法律知識があることを証明するのに役立つ資格です。 |
✓ビジネスコンプライアンス検定 |
コンプライアンス(論理法令遵守)に関する知識や能力を証明するのに役立つ資格です。 |
医療事務・歯科事務
✓医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®) |
診療報酬請求事務技能や患者接遇の技能など、実務ですぐに役立つ資格です。 |
✓医療事務認定実務者®(全国医療福祉教育協会) |
医療事務の基礎知識や、レセプト作成ができることなど、基本習熟度があることを証明するのに役立つ資格です。 |
✓歯科医療事務検定 |
受付、カルテ管理、会計、レセプト作成、診療のサポート業務の専門知識やスキルを証明するのに役立つ資格です。 |
✓歯科医療事務管理士®️技能認定試験 |
正確に診療報酬を算定できるスキルを証明するのに役立つ資格です。 |
✓歯科アシスタント検定 |
歯科医療事務としての事務業務、サポート業務の能力を証明するのに役立つ資格です。 |
✓歯科助手資格認定制度 |
日本歯科医師会が認定する歯科助手資格です。 |
調剤薬局事務
✓調剤事務実務士 |
調剤事務で必要な薬学・医療保険制度・点数算定の知識、レセプトの作成など、調剤事務における実務的な知識を証明するのに役立つ資格です。 |
✓医療保険調剤報酬事務士 |
正確に調剤報酬を算定して請求できるスキルを証明するのに役立つ資格です。 |
✓調剤事務管理士R |
処方箋の受付や会計、レセプト作成など、事務全般のスキルを証明するのに役立つ資格です。 |
✓調剤報酬請求事務専門士 |
調剤事務に必要な知識・技能を証明するのに役出つ資格です。就職にも有利になります。 |
介護事務
✓介護事務管理士®️ |
介護サービス施設でのレセプト業務や受付、会計、ケアマネジャーのサポート業務などの業務知識とスキルを証明するのに役立つ資格です。 |
✓ケアクラーク |
介護報酬請求事務や社会福祉制度の知識とスキルを証明するのに役立つ資格です。 |
✓介護報酬請求事務技能検定 |
介護報酬請求事務を行う知識と技能を証明するのに役立つ資格です。 |
✓介護保険事務士 |
介護保険請求事務のプロフェッショナルであることを証明するのに役立つ資格です。 |
✓介護事務実務士 |
医療福祉やメンタルケアに関する能力を証明するのに役立つ資格です。 |
✓介護保険事務管理士 |
医療や介護等のサービス提供施設における介護事務の能力を証明するのに役立つ資格です。 |
✓介事管理専門秘書検定資格 |
介護保険制度・介護報酬請求・メンタルケアなどの知識やスキルを証明するのに役立つ資格です。 |
貿易事務
✓日商ビジネス英語 |
英文書類のライティング能力を証明するのに役立つ資格です。 |
✓貿易実務検定 |
貿易に関する実務能力や知識を証明するのに役立つ資格です。 |
✓通関士試験 |
貨物の輸出・輸入を行うための国家資格です。難関資格でもあり、取得すると重宝されます。 |
特許事務
基本的には一般事務と同じスキルが必要ですが、最低限の法律知識があると役に立ちます。
学校事務
基本的には一般事務と同じスキルが必要ですが、学生や保護者への対応力が求められます。
秘書
✓CBS(国際秘書)検定 |
外資系系企業の秘書をする場合は、役に立つ資格です。 |
事務職に応募する際の注意点
最後に、事務職に応募する際の注意点を3つまとめました。
- 給与アップが難しい
- 応募倍率が非常に高い
- 企業によって仕事内容が異なる
こんな感じです。
✓給与アップが難しい
事務職は、時間や休日の条件が良い企業が多いですが、その反面、給与が低い場合があります。また、給与アップが難しいケースもあるので、収入に関しては注意が必要です。
✓応募倍率が非常に高い
事務職は、かなり応募倍率が高い、人気職種となっております。その為、採用までのハードルが非常に高いので注意が必要です。
✓企業によって仕事内容が異なる
事務職は、同じ一般事務でも、会社によって仕事内容が大きくことなります。どんな仕事をするのか、事前によく確認することが重要です。
上記3つが、とくに注意するべき点ですが、事務職を応募する際は、各会社をじっくり比較することが大切です。
ご自身の目的に合った、求人に応募して、事務職で活躍することを応援しております。
また、下記記事では、事務職の面接対策を解説しておりますので、ぜひ併せてご覧になってみてください。
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